【関西に来て得た本当の野球観】

セイギョウです。関西に来て野球事業に関わり様々なことが分かりました。

プロ野球は元より高校野球や野球熱の熱い関西は私にとって子供の頃からの憧れでした。

甲子園を目指して野球をやった高校時代、幼い頃から父親に連れて来られた阪急西宮球場、藤井寺球場。当時は関西には南海ホークス、近鉄バファローズ、阪急ブレーブスの3球団が熱くパ・リーグを争うという熱さが有りました。

2011年に関西に来て野球の仕事に携わって7年が経ち、それはある意味野球界に身をおいて野球界の複雑な裏事情に気付かされたことはとても辛い現実でした。

振り返れば私は高校から大学までプロ野球選手を志したのは当時、私のプレースタイルに理解を示しスカウト推薦してくれた阪急ブレーブス［現オリックスバファローズ］の元球団代表 渓間秀典さんとの出会いがあったからです。

関西と言えば私は阪神タイガースのファンだった事も有り阪神という人気球団を中心に球界全体を視野に仕事をしてきたのですが、時が経つにつれ関西に来て改めてサポートすべき本当の球団はオリックスバファローズであることに真意を見出し気づく事となりました。

野球の質の高さを求めるプロ野球の世界でパ・リーグの野球の質の高さは昨今の出来事ではなく昔から実力のパ、としてパ・リーグの方がセ・リーグよりレベルは上であったし、近年では交流戦を観てもそのダイナミックなベースボールの魅力はMLBに近いものととれます。

そしてマーチャンダイズを含めての真剣さ、懸命さをパ・リーグの他の球団体制を含めてオリックスバファローズには特に強く感じたからです。数多くの移り変わりの中で関西に本拠地を持ちながら人気球団は阪神タイガースですが阪神タイガースは黙っていても観客動員は御の字と驕りを感じざるを得なく。年俸査定や観客動員をして優勝での損得勘定など肝心な選手育成、勝負が疎かであることなどから遺憾ない心痛にやられました。

そこで阪神淡路震災から神戸復興にして野球魂を地域に振りまいて元気をつけたオリックスバファローズに着目することから、古くは阪急に縁があったことに原点回帰したのです。初めて観たプロ野球公式戦も後楽園球場、日拓フライヤーズvs阪急ブレーブスでした。この時、加藤英司さんが放ったホームランは今でも目に焼き付いています。

現在のオリックスバファローズ球団には温故知新を感じます。

だからこそ私は昔の阪急ブレーブスと同様に、近鉄バファローズと同様に、オリックスバファローズのベースボールをサポートをする。昨今のプロ野球を観ていて経営におけるビジネス観とマーチャンダイズにおける姿勢にも懸命さを垣間見てベースボールビジネスの真意と自分が志しているサポート精神を悟ってしまった訳です。

そして切磋琢磨したプロ野球良き時代の復活を念じます。

先ずはオリックス球団が野球界で関西の伝統球団として、大阪、神戸をフランチャイズに更に発展すると共に阪急、近鉄といった球史のルーツを残し伝えていく。実行としてオリックスはオールドファンの為に様々な工夫をして企画を立て試行錯誤しながらの球団体制と若い世代にも関西パ・リーグの歴史を伝えようとする努力は素晴らしい。

オリックスバファローズはブレーブスのB、ブルーウェーブのBそしてバファローズのBを象りBsと称した。

関西は小林一三逸翁の残した阪急ブレーブスというプロ野球文化があります。

そして高校野球の起源を作ったのも小林一三逸翁です。その流れを組むのは関西では現在ではオリックスバファローズという球団だけです。またオリックスにはブルーウェーブ時代に監督をされた土井正三さんとも私は青年期から繋がりがあり、その野球理念を継承し発展させるべく事への気づきも大きく影響しています。

この縁、球縁を繋ぎたい、そして発展させなければ関西に来た意味がない。

これからは周りはどうでも私の中で火ダネを持つのはバファローズです。

私はMLBのベースボール哲学を日本野球界にコーディネートし、アメリカンベースボールにある多国籍の選手、特にドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコといった国の選手を推薦するのが仕事。

テクニカルレポート、テキストは2005年からプロ野球球界を一人歩きし、各球団にそれを保つ監督、コーチ、選手が居ます。

その流れを客観的に眺めてきた近年では成果はでています。

先ずは観ること。冷静かつ熱く応援することから始め、オブザーバーとして携わることへの一歩を来季からまたスタートさせます。

更なる野球界の飛躍とベースボールミッションの為に！

SEIGYO